第24節 アーセナル × ブラックバーン
今年に入ってから勝ちきれないアーセナルと降格圏内にいるブラックバーン
プレミア残留を目指すブラックーバーンは負けられません。
アーセナルはヨーロッパを狙うためにもやはり負けられないガチンコ勝負です。
大方の予想はアーセナル優位でブラックバーンは守りを固めてカウンターで得点を狙う展開です。
試合はいきなり動きました。
前半1分 ウォルコットからのクロスをゴール前でフリーだったファンペルシーがなんなく先制ゴール。
ブラックバーンはウォルコットのオフサイドを取り損ねた時点ではまだ失点の可能性は少なかったはずです。
失点の原因はゴール前でファンペルシーをフリーにしたことですね。
現在得点ランキングトップを走る選手をゴールまでフリーにするなんて事は考えられないミスです。
これでブラックバーンのディフェンス陣が浮き足立ってきたら更なる失点があるかもしれないですね。
アーセナルは得点したことで余裕ができて左右にボールを散らしてブラックバーンゴールに襲いかかりますがゴールを奪えませんね。
こうなると嫌な空気が流れます。
このまま得点できないと・・・
この空気を断ち切る方法は3つ
1.選手交代
2.追加点を奪う
3.ハーフタイムまで耐える。
前半の場合は2か3しかないですね。
31分ブラックバーンのフリーキック
嫌な予感がします。キッカーはペデルセン。
ペデルセンの完璧とも言えるキック。
これはキーパーを攻めるよりは蹴ったペデルセンを攻めるべきでしょうかね。
これでアーセナルは攻めるしかないですね。
と思ったらすぐに追加点です。
38分再びファンペルシーの得点
形は1点目と同じです。
でもその前のパス回しがすごいです。
と書いているうちに、チェンバレンが3点目
ここで気が付きました。
今日のアーセナルは縦にボールが綺麗に入ります。
1点目と2点目はウォルコットに対して縦に入ったボールをウォルコットがクロスを上げてファンペルシーがフリーで得点。
3点目は中央でボールを受けたファンペルシーが中央に走りこんできたチェンバレンに立てパス
立てパスを受けたチェンバレンはキーパーをかわしてゴール。
今日はたてパスが一つのカギとなるパターンかな?
後半はまたまた早い時間にアーセナルゴール。4点目
ファンペルシーのコーナーキックをクリアしたボールをアルテタが思いっきり右足を振り抜いて4点目。
チェンバレン2点目で5点
ウォルコットのドリブルについていけないブラックバーンディフェンダー
数的優位だったのに全員がウォルコットに引っ張られてチェンバレンがフリーになってゴール。
正直言って素人か!って言いたくなるようなディフェンスでしたね。
ここまで書いて正直疲れました。
この後この試合の最大のドラマが2つありました。
一つ目はファンペルシーのハットトリックとなる3点目。
ここまで点差がつけば主力は休ませるのが普通です。
特に今月は来週からCLの決勝トーナメントが始まるのでなおさらです。
しかしベンゲルはファンペルシーを休ませることなくピッチに立たせてハットトリックを達成させると同時に得点ランキングトップの座を固めることに成功しました。
二つ目のドラマはアーセナルファンにとっては感動物のドラマです。
アディショナルタイムに入ってアーセナルとすれば時間が過ぎるのを待つばかりの93分、
ハーフラインでパスカットしたアンリがボールをゴール前に運び、右に流れたファンペルシーにパス。
この時点で4点目かと思ったが、ファンペルシーはそこからゴール前に走りこんだアンリにパス。
フリーでボールを受けたアンリは得意の右インサイドでボールを流し込みゴール。
これでアンリは自身が持つアーセナル最多得点記録を更新。
今日のブラックーバーンのディフェンス陣は完全に崩壊してましたね。
アルテタの4点目以外はすべてゴール前でボールを受けた選手がインサイドで決めたシュート
インサイドで決めると言うことはゴールからそれほど遠くない位置から決めたということになるけど、すべての選手がフリーで決めている事を見れば、ディフェンスが完全に崩壊している事がわかると思います。
この勝利でアーセナルは4位以内に望みを繋げることが出来たと思います。
一方ブラックバーンは残留がさらに厳しくなってしまった試合でした。
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