この試合を一言で総評すると、
バルサの組織が確立したサッカーが1枚も2枚も上手だったって事です。
試合開始からポゼッションはバルサが握り何度となくメッシを中心にサントスゴールに襲いかかります。
一方サントスは防戦一方で攻撃の糸口がつかめず、ネイマールにもボールが渡らずチャンスといったチャンスがありませんでした。
試合は攻守の切り替えが早いながらもサントス陣内でのプレイが続き前半16分メッシのゴールで均衡が破れます。
セスク → イニエスタ → メッシ → ゴール
役者がそれぞれの仕事をしてゴールを奪う。
まさに組織のサッカーです。
そして特筆しべき点はサイド攻撃にこだわった事
クラウディオラ監督の戦術かどうはわかりませんが、4点すべて右サイドからの攻撃と言うこと。
左サイドでボールを持って相手を左サイドに引き付けて右にスペースを作ったら一気にサイドチェンジをして一気に攻める。
ボールを奪われればすぐにディフェンスに切り替える。
そしてまたサイド攻撃を仕掛ける。
単にこの繰り返しだけど、その中でボールをまわしながら突破口を見つけて、突破口があったら一気に攻めて得点する。
その得点にはかならずメッシが絡んでいる。
メッシを止めれば失点を防げたか?
答えはNoです。
メッシを止めても、と言うよりメッシを止めるのに2,3人は必要です。
そうすればどこかにスペースが生まれてそこを付かれて失点する。
まさに2点目の失点がその展開です。
メッシのフリーランニングに3人が引っ張られて、メッシの後ろにスペースが生まれてそこを付かれた失点です。
試合が終わってみて4点差。
南米チャンピオンがなにも出来ずに負けて思うことは、ネイマールの今後について。
今年の夏、ネイマールはR.マドリードからのオファーを断ってサントスと14年まで契約を延長。
この時のネイマールはクラブワールドカップで自分の実力を試したかったんではないか?
そして今日、自分の実力がわかり夢が破れた今ネイマールは何を思うか?
今冬の移籍はないにしろ来年の夏はヨーロッパのビッククラブに移籍するだろうと思う。
理由はバルサを倒すため。
そうすると移籍先はレアルが有力候補だろう。
近い将来、こんな対決がヨーロッパで見れるかもしれない
さて、世界最高で最強と言われるバルサを倒すのはどこのチームか?
これは、今シーズンのチャンピオンズリーグでのこれからの楽しみです。
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