昨日、天皇杯の決勝が終わり今期Jリーグの全日程が終了しました。
試合開始前、試合について聞かれたので「前半15分でもしかしたら試合が決まるかもしれないね」といいました。
FC東京のスタメンの平均年齢は26歳くらい、対する京都は23歳くらいです。
この歳の差というより経験の差が早い時間に試合を決めてしまうかもしれないと思ったんです。
しかし、試合は俺の予想とは逆に前半13分、京都の先制で試合が動きました。
先制点に喜ぶ中山とドゥトラ
正直この先制には驚きました。
J2同士の対戦とはいえFC東京は先期までJ1で戦い、優勝争いもできるチームで日本代表や代表候補の選手をそろえ、場慣れしている選手が多いのでFC東京が先制されるとは思いませんでした。
京都の先制から2分後、今野のヘッドで同点。
FC東京のキャプテンで代表の日程もこなしてきた選手が得点することでFC東京は波に乗ることができたと思います。
その後も、石川の俊足を生かして今日とゴールを脅かし、京都は防戦一方のなかフリーキックから逆転されます。
FC東京の森重のフリーキックは綺麗に決まったと思います。
多分、本人がイメージしたとおりの弾道だと思います。
ゴール裏のカメラから見るとボールは右に曲がるかな?と思いながら無回転で予想とは逆に飛んでいきます。
この弾道がキーパーの判断を一瞬遅らせゴールにつながったのでしょう。
さらに前半42分、ルーカスのゴールで2点差になりますが、このゴール何気なく見ていた人も多いとは思いますが、選手にとっては唖然とするゴールのはずです。
このゴールは京都のゴールキックから始まるのですが、キーパーが蹴ってから2人しかボールに触らずにゴールが生まれています。
ゴールキック後、ハーフライン付近でヘディングで競り合ったボールが再び京都陣内に押し戻されそこに走りこんだルーカスが落ちついてゴールへ流し込んで3点目です。
ここでの注目点はゴールキックを競り合った場面です。
ゴールキックを競り合った結果、競り負けてボールを押し返される場面は良くあることですが、その後のケアーが良くなたっかた。
基本はゴールキックを自陣に押し戻されないようにしますが、押し戻されてもすぐにケアできるようにポジショニングを取りますが、京都はゴールキックの時ルーカスをフリーにしてしまいました。
と言うより、距離をおいてケアできるようにポジションを取っていました。
しかし、ボールを押し返された瞬間ルーカスはすぐにトップスピードでボールに走りこみます。
一方、京都の選手はルーカスよりボールに近い位置にいたにもかかわらずルーカスより遅れてボールに反応したためにボール際で競り合った時はトップスピードのルーカスについていけずに振り切られてゴールを許すことになります。
何気ないゴールキックからのプレイ再開でしたが、一瞬の気の緩み、一瞬の判断ミスが失点につながってしまった場面でした。
後半に入ってもFC東京の攻撃は手を緩めることなく21分には再びルーカスに4点目を決めまれてしまいます。
ダメ押しの4点目を決めるルーカス
京都も負けじと26分に途中出場の久保が頭で合わせて1点を返しますがそれ以上得点ができずに試合終了
史上初のJ2決戦はFC東京の優勝で幕を閉じました。
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