バカが付くほどのサッカー好きの管理人が、世界のサッカー情報を配信し時には評論家になりきり試合の総評をします。
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前節1点差でマンチェスターシティーに敗れたアーセナル
前節2点差でリバプールに敗れたアウトンヴィラ
連敗だけはしたくない両チームがエミレーツスタジアムで対決。
アーセナルは17試合で16点のファンペルシーが絶好調ですが、アンカーのソングが累積警告で出場停止なのが気になります。
絶好調のファンペルシー
試合は大方の予想通りアーセナル主導でゲームが進み前半17分、左サイドからドリブルで切り込んできたウォルコットに対しアストンヴィラは付いていけずにたまらずBOX内で倒してしまいPK獲得。
PKはキャプテンのファンペルシーが落ちついて決めて先制。
これでアーセナルは優位に試合を進める事が出来ます。
一方アストンヴィラは点を取りにいかないといけないので前がかりになるのでカウンターに注意が必要です。
前半は両チームとも決定機を決めることが出来ずに終了。
しかし、アストンヴィラは前半終了間際にアイルランドにアクシデント発生でバリー・バナンに交代。
この後半がどうですか見所です。
後半、試合はアーセナルは決定機を作るが決めきる事ができず、アストンヴィラはチャンスをなかなか作り出す事ができません。
こうなるとどっちの監督が先に動いて試合の流れを変えるかが気になりますが、先に動いたのはヴェンゲル。
アーセナルは後半21分、フリンポンに変わってロシツキーを投入。
試合の終盤に差し掛かるところでフォーメーションが崩れて間延びした中盤を押さえつつ、ドリブルで前線にボールを運べるロシツキーを投入したのでしょう。
途中出場のロシツキー
これに対してアストンヴィラはどう対応してくるかと思ったら特に動く様子はありません。
後半36分、アーセナルはさらに動きます。
ラムジーに変わってベナユン、ゲルヴィーニョに変わってアルシャビン。
チェルシーからローンで来たベナユン
テクニシャンなアルシャビン
ヴェンゲルは完全に中盤を制圧して試合の流れを引き寄せるために思い切った采配をしました。
今までアルテタ、ロシツキー、ベナユン、アルシャビンが同じピッチに立った事はありません。
これはこの4選手はプレミアリーグでも指折りのテクニシャンです。
パスを出してよし。受けてよし。ドリブルしてよし。
故にプレイスタイルが同じなのでチームのバランスとしてはアクセントがありすぎて逆効果になる事が懸念されます。
したがって、今までヴェンゲルはこの4選手を一緒に使った事はなかったのですが、このゲームで使うと言うことはどうしても連敗だけは避けたいことが伺えます。
アーセナルの中盤にテクニシャンの4選手がそろって以降、ボールポゼッションは完全にアーセナル優位です。
ここまできてもアストンヴィラが動かないのはなぜか?
打ち手がないのか?今のままいけると踏んだのか?
恐らく今のままいけると踏んだのでしょう。
理由は残り時間10分強でベナユンとアルシャビンがゲームにフィットしきらないと思ったんでしょう。
それとプレイスタイルが同じ選手がそろったのでどこかに穴が生まれるかも?とも考えたかもしれません。
どちらを考えたか?それとも別の理由があったかも知れませんが予想は外れました。
後半42分、サイドからのクロスにベナユンが頭で合わせて勝ち越しゴール!
アストンヴィラはすぐさまFWのデルフォーネンを投入しますが時すでに遅しです。
試合は2-0でアーセナルの勝利。
優勝を狙うアーセナルは前節の敗戦を晴らす勝利となりました。