バークレイズ・プレミアリーグ第32節
アーセナル対マンチェスター・シティー
優勝争いに残るには絶対に負けられないマンチェスター・シティ
チャンピオンズリーグへストレートインするために負けられないアーセナル
名門アーセナルと新勢力マンチェスター・シティーの大一番がエミレイツスタジアムでありました。
この試合慎重にゲームに入るマンチェスターシティに対しアーセナルはゲーム開始から攻撃を仕掛けてきました。
今期の力関係でいけば両者互角かマンチェスターシティーの方が上かもしれませんが、ゲームはアーセナルのボールポゼションが60%以上のワンサイドゲームで後半終了間際にアルテタのミドルシュートが決勝点となりアーセナルが勝ち点3を上乗せしました。
このゲームに限らずここ最近のマンチェスター・シティーはいい選手をそろえながら精鋭を欠くゲームが多いです。
その原因はヨーロッパを戦った疲れもあるでしょうが、一番の原因は監督のマンチーニにあると思います。
マンチーニはチャンピオンズリーグの予選リーグのバイエルン戦で指示に従わずゲームに出なかったテベスを今後一切試合には出さないと公言してきました。
現にバイエル戦以降、テベスは試合に出ることどころかベンチににも入りませんでした。
冬の移籍市場でテベスは移籍先を模索しますが、高額の移籍金がネックとなり移籍はかなわず残留
移籍が無理ならとテベスが取った行動はクラブとマンチーニ、ファンに対して謝罪をすることでもう一度マンチェスター・シティーのユニホームを着てゲームに出る事でした。
マンチーニから干されていた時期は母国アルゼンチンに帰国していましたが、残留が決定すると謝罪の声明を発表しチームに戻ってきました。
テベスがチームに戻ってきたからと前とではチームのパフォーマンスが明らかに変わりました。
チームの規律を乱した選手を二度と使わないと公言しておきながら、謝罪を受け入れチームに帯同させゲームに出場させれば他の選手から反感を買いチーム内の規律が乱れるのは目に見えています。
この試合でマンチェスター・シティのバロデッリは2枚のイエローカードを貰い退場処分になりました。
もともと悪童の異名を持つ選手なのでなにも感じない人の方が多いかもしれませんが、私はもしかしたらマンチーニの取った行動に不満を感じフラストレーションがたまりにたまったものがこの試合で出てしまったのかもしれないですね。
首位マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点は開いてしまったが、このままでいけば空中分解しかねないほどの爆弾を抱えたまま終盤を迎えるマンチェスター・シティーが生き残るには、一度失った規律を取り戻し監督と選手の信頼回復しか道はないのはないだろうか。
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