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サッカーバカの勝手にフットボール解説

バカが付くほどのサッカー好きの管理人が、世界のサッカー情報を配信し時には評論家になりきり試合の総評をします。

   
カテゴリー「チャンピオンズリーグ」の記事一覧

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ディフェンス陣の崩壊

今週の火曜、水曜でチャンピオンズリーグ1回戦セカンドレグが終了しベスト8が出そろいました。

ベスト8の顔ぶれは常連チームに加え、新顔のチームもあります。

ここまで勝ち進んできたチームですから実力があるのは当然ですが、ここからが正念場ですね。

さて、今回のタイトルになっている「ディフェンス陣の崩壊」ですが、決勝トーナメント1回戦セカンドレグでは大差で敗退したチームが2チームあります。

一つはバルセロナと戦ったレバークーゼン。

もう一チームはバイエルンと戦ったバーゼル。

レバークーゼンはドイツのチームで、バーゼルはスイスのチームです。

バーゼルにはかつて鹿島アントラーズの中田選手が所属していたチームです。


この2チームは1試合で7点も取られて敗退をしました。

1点差やドローの多いサッカーの試合で7点差で負けるのはめったにないことなので、負けたチームの選手の失望感は相当のものだと思います。


では、この2チームがどうして負けてしまったのか?

ターニングポイントとなるのは先取点です。

バルセロナにはバロンドールを3回連続で受賞したメッシをはじめ、セスク、イニエスタ、シャビと言ったテクニシャンが中盤にそろっています。

一方、バイエルンは高速ドリブルを最大の武器にするロッペンとリベリがいます。

両チームとも他の選手のレベルも高いですが、ここに名前の挙げた選手が起点となって攻撃がスタートしたり加速していきます。


そうなると相手チームはどうやって起点となる選手を抑えるか、封じ込めるかがカギになってきます。

レバークーゼンは前半20分過ぎまではメッシを抑えてあまり自由に仕事をさせませんでした。

その変わり他の選手がある程度自由に動けているのでピンチもたびたびありましたが、いい流れで20分過ぎまでは試合ができていたと思います。

しかし。20分過ぎにメッシに先取点を奪われてしまいます。



バーゼルはロッペンとリベリは両サイドを駆け上がるのサイド攻撃に注意しながら試合を進めたかったのでしょうが、早い時間に失点をしてしまいました。



こうなるとビハインドとなったチームはどうするか?

当然点を取りに行きます。

ここで今までの流れが変わってしまうんです。



レバークーゼンもバーゼルも試合前のミーティングで誰が誰をマークするのか?メッシがこの場面でボールを持ったら2人でマークにいくだとか決めごとがあったはずです。


しかし、先取点を奪われたことにより試合の主導権は相手が握ることになったので、今までのフォーメーションを崩してでも点を取りにいかなければならないんです。

これはある意味ギャンブル的な要素が含まれています。

今までのフォーメーションを崩して点を取りに行って同点に追いつければいいのですが、点を取れなかったときは前がかりになっている裏を取られてカウンターを食らってしまいます。

現にバーゼルもレバークーゼンも2点目はカウンターからの失点でした。



こうなると選手は一種のパニック状態です。

同点に追いつきたいけど点が取れない。

同点に追いつくどころかさらに失点をしてしまった。

こう思うと攻撃も中途半端になりフォーメーションは崩れ、マークはバラバラになります。

つまり、何をやってもうまくいかない。

どうやってこの状況を打開すればいいのかがわからなくなるんです。



この状況を打開する策は3つ

1つ目は点を取ること。
3点差だった試合が1点返しただけであっという間に同点になり逆転することだってあります。

いつだっか忘れましたが、チャンピオンズリーグ決勝のACミラン対リバプール戦で前半だけで3点差がつきACミランの優勝かと思っていた試合ですが、リバプールが1点返すと6分間のあいだに2点とり最後はPK戦までもつれ込みリバプールが逆転優勝したこともあります。


2つ目はハーフタイム
今までの流れを変えるに一度ゲームを切るのも一つの方法です。
サッカーは試合が始めれば監督はテクニカルエリアから大声で選手に指示を出すことしかできません。
なのでハーフタイムに落ち着いて選手に後半の作戦を伝え士気を高めることが出来るからです。


3つ目は選手交代
選手交代は試合の流れを変えるのに有効な手段です。
前半だけでも試合をすると相手の攻撃パターンがなんとなくわかるものです。(攻撃が読まれる)
なので攻撃のパターンを変えることによりゲームの流れを変えることが必要になります。

しかし選手交代のタイミングは非常に難しいです。
試合が硬直状態になり流れを変えたいと思うのものの、選手のコンディションや動きは悪くないのでここで選手交代をしていいものか?と小学生のチームを預かる私でも悩むほど選手交代のタイミングは難しいものです。


この有効な手段をレバークーゼンもバーゼルも試してきました。

しかし、一度流れに乗ったチームを止めることはできずにさらに失点を重ねついにはディフェンス陣の崩壊につながったのです。



レバークーゼンもバーゼルもチャンピオンズリーグでの戦いは終わりましたが、まだそれぞれの国のリーグ戦が残っています。

今週末、両チームがチャンピオンズリーグでの敗戦の結果を引きづってしまわなければいいと願うばかりです。
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記録は破られるためにあるもの

バルセロナのメッシがまた大記録を打ち立てました。

1試合1人で5ゴール

サッカーの試合では3点取ってハットトリックを達成しただけでもすごいことなのに、1試合で5得点は大記録ですね。

しかもチャンピオンズリーグでやってのけるところがやはりスパースターなんですね。

対戦相手のレバークーゼンは決して弱いチームじゃないです。
チャンピオンズリーグはヨーロッパ各国のリーグ優勝チームや上位のチームが出場する大会ですから力の差はさほどないはずですが、どうしてここまでの差が出てしまうのかを考察してみましょう。

決勝トーナメント1回線ファーストレグはレバークーゼンのホームでの試合でしたが、結果は1-3でバルセロナの勝利。
この時点でレバークーゼンはセカンドレグでは3点以上でかつ1点差以上の点差をつけて勝たないとセミファイナルには進めない状況になりました。

チャンピオンズリーグの勝敗はホーム&アウェイの総得点差だけでなくアウェイゴールが勝敗のカギを握る試合
です。

そのためレバークーゼンはセカンドレグで3点以上かつ1点差以上の点差で勝たなくてはならないのです。


セカンドレグはバルセロナのホームスタジアムカンプノウで試合がありましたが、ここには魔物が住んでいるんでしょうね。

過去にはアーセナルがエミレーツでバルセロナ相手に2点差だったかな?そのくらいの点差で勝ってカンプノウに乗り込んだら、あっさりと4点差で負けて敗退と言う事実があります。

もしかしたらレバークーゼンの選手の脳裏にも「カンプノウの魔物」が住みついていたのかもしれません。

試合は大方の予想通りバルセロナのペースで試合が進み前半20分くらいまでは良かったのですが、先取点をメッシに決められてセミファイナル進出は絶望的になりました。

しかしながらレバークーゼンにもドイツ代表として出場している意地があります。
ただで負けるわけにはいかずバルセロナに食い下がりますが、2点目もメッシに決められます。
この2点目がレバークーゼンの大敗の引き金を引いたといてもいいでしょう。

2点目は中盤から出た縦パスにメッシが反応してボックス内で1対2の状況でメッシは不利な状況でした。
ここでメッシは味方の上がりをボールをキープしながら待ちますが、レバークーゼンの選手も戻ってきます。
この時、レバークーゼンの選手が4人メッシだけに反応してスペースをつぶしにかかりますが、これをメッシはチャンスと読んだんです。
ボールをキープしたまま、利き足である左に流れて一瞬だけ見えたシュートコースに左足を振りぬくとボールはゴールポストからボール1個分くらい内側に決まりました。

あの状況で決められたレバークーゼンの選手はこの時点で集中の糸が切れたのでしょう。
試合を見ていた人はわかると思いますが、メッシの前にはディフェンスが4人いてシュートコースを消しながらサイドをケアしていました。
この状況を後ろで見ていたゴールキーパーもシュートよりもパスを警戒していたに違いないでしょう。
現にメッシの横にはセスクや他の選手が上がってきて次の攻撃に移れる状況です。

でもメッシはここであえて得意の利き足である左足を振りぬいてゴールを決めました。
私があの状況でディフェンダーだったらどうやって止めたらいいんだ?って悩みますね。

それほど2点目は大きな意味のある得点でした。

ここから先はバルセロナのワンサイドゲームです。
面白いようにパスがつながりゴールも奪います。

試合が終わって結果は7-1でバルセロナの圧勝です。

この試合でメッシは1試合5ゴールの新記録を打ち立て、チャンピオンズリーグ総得点でもインザーギとシェフチェンコをごぼう抜き、アンリの記録に並ぶのにあと1ゴールなので恐らく今シーズン中には抜くでしょう。

さらに、1シーズン中に2回ハットトリックをした選手がいないのでこれまた史上初。
さらにさらに得点王争いで単独トップにでたメッシは昨日の試合でトータル12点
この12点は昨シーズンの得点王であるメッシ自身が決めた得点数なので自身の記録も塗り替え、最多得点王のメッシ自身とルート・ファンニステルローイの持つ12点も今シーズン間違えなく塗り替えるだろう。

まさに記録づくしの試合であり、今シーズンでどこまで記録を伸ばすかが楽しみにもなってきました。

超攻撃型フォーメーションの布陣

日本時間、明日の早朝に行われるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のセカンドレグ


アーセナルはホームのエミレイツにACミランを迎えての試合。
ファーストレグはサンシーロで4-0の完敗を喫しただけにこの試合で相手を完封しなおかつ5点取らないとセミファイナルのステージに進めない状況のなかヴェンゲルは攻撃型の布陣で戦うことを明言。



セカンドレグの何を思うヴェンゲル

ヴェンゲルのサッカーはパスを主体とするサッカーなので攻撃型の布陣と言っても、中盤にパスを受けて出せる選手やためを作れる選手、ドリブルで仕掛ける選手、相手の攻撃の芽を摘む選手と多様な選手を中盤にそろえて攻撃をするスタイルです。


このスタイルはアーセナルに限らず、今のサッカー界のトレンドとなってる布陣だと言える。


でも今回のアーセナルは中盤よりも前線に選手を多くそろえる布陣で臨む事になるかもしれない。
と、言うよりその布陣しか組めないと言った方がいいかもしれない。


中盤の要であるベナユン、アルテタ、ロシツキー、ソングの4選手のうちベナユンとアルテタは怪我、控えのラムジーやジャック・ウィルシャーも万全の体調ではない。


そうなると誰が体調万全かというと、ファンペルシー、ウォルコット、シャマフ、ジルビーニョ、パク・チュヨンにチャンバレンと言ったフォワード登録されている選手(チャンバレンはミッドフィルダー登録)


こうなるとヴェンゲルは中盤に重視するより前線を重視するかもしれないというのが大方の予想。


でもフォーメーションを考えれば前線に6人、中盤が2人、ディフェンスが2人なんて言うフォーメーションはあり得ないので、チャンバレンやシャマフあたりは中盤で起用することも考えられる。


いずれにせよ攻撃型布陣でいくと名言したヴェンゲルは半分本気で半分リップサービス的な要素が含まれているのだろう。

チャンピオンズリーグ予選総括

12月に予選リーグの全日程が終了し決勝トーナメントに出場する16チームが出揃いました。

予選開始前の予想と実際に予選通過したチームを見てどのように思いましたか?

俺はと言うと、今年は波乱含みの予選だったと思います。


まずはグループA

バイエルン、ナポリ、マンチェスター・シティー、ビジャレアルが属する大会屈指の死のグループ。

バイエルンの予選通過はほぼ確実だろうと思っており予想通りでした。

2位以下をナポリ、マンチェスター・シティー、ビジャレアルの3チームで争う構図のなか近年代表クラスの選手を移籍で獲得しているマンチェスター・シティーが一歩前にでてるかなと思ったのですが終わってみればナポリが2位でマンチェスター・シティーは3位でヨーロッパリーグに回ることに。

ナポリとマンチェスター・シティーの差は経験の差がそのまま結果に出たのかなと思います。

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まさかの予選敗退のマンチェスター・シティー
 
その他のグループは順当に予選リーグを突破してる中大波乱だったのがグループC

グループCはマンチェスター・ユナイテッド、ベンフィカ、バーゼル、オテルル・ガラチの4チームの中、マンチャスター・ユナイテッドが首位通過で2位以下を他の3チームで争うのが大方の予想でした。

しかし、予選が終わってみると首位通過がベンフィカ、2位がバーゼル、3位はまさかのマンチェスター・ユナイテッドでヨーロッパリーグに回ることに。

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マンチェスター・ユナイテッドを抑えたバーゼル
 
近年、プレミアリーグで絶対的な安定感を持っていたマンチェスター・ユナイテッドが予選を突破できなかったのは大半の人が驚いた結果ではないでしょうか。

現在、プレミアリーグで同率首位のマンチェスター・ユナイテッドとシティーが予選を突破できなかった事で今後のモチベーションしだいではプレミアリーグの順位にも景況を与える結果かもしれません。


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自己紹介:
小・中・高・大と弱小ながら体育会系のサッカー部に所属し、卒業後もサッカーをこよなく愛するサッカー小僧です。

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